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大日如来

大日如来

SKU: 003

胎蔵界「大日如来」
-大日如来総インド白檀- 全宇宙を司る中心仏
 

大日(ヴマイロチャナ)如来は摩詞昆盧遮仏ともよばれています。仏教の二大要素である「理」と「知」を象徴するために法界定印の大日如来、知拳印の大日如来と二体に分けられています。「除暗遍明」といって大日如来のじひは陰ひなたなく遍く照らし、あらゆる衆生に及ぶことを表しています。今回の作品は、胎蔵生曼茶羅の法界定印を結ぶ大日如来です。この印は「離熱住三昧」を表しています。熱とは、衆生を迷わす煩悩のことです。すなわちここでの大日如来は、あらゆる煩悩を離れたさとりの境地の三昧にあることを表しています。左手は衆生、右手は仏を表すといいます。大日如来の世界では、もはや仏と衆生が一体となっていることを表すのです。 真言は「ア ビラウン ケン」と唱えます。 ※印相について仏の法力を手指の形で示したものが印相です。大日如来はこういう格好で、と釈尊が指先を動かしてその仏の法力を説明しているのです。それぞれの法力を示すために特異な印相(降三世印等)をしたり、持物(錫杖、数珠等)を持っていますので、拝む側にとっては、その仏にどんな法力があるか、何をお願いすればよいかということがよくわかるようになっています。 ※木彫像の技法について日本の文化は「木の文化」であるともいわれます。一本の材木から一体の仏像を削りだす一木造から始まり、平安時代後期になると、いくつもの木材を組み合わせてひとつの材とし、そこから像を彫り出す、寄木造の技法が登場しました。仏像の材は硬い広葉樹の楠、材質がやわらかい針葉樹の榧、檜(縦に割るとまっすぐに割れる)等、木彫の技法に影響を及ぼしました。 ※白檀について心地よい芳香を持つ香木、原産地はインド、英語sandalwood サンダルウッド。インドのマイソール地方で産する白檀が最も高品質とされ老山白檀という別称で呼ばれている。現在、インド政府によって管理され、輸入規制がかかっており入手できない天然の資源の一つです。当店では貴重な香木、伽羅を始め、沈香(シャム沈香タニ沈香)インド老山白檀等、仏像、仏具、念珠(本連から腕輪まで)多数所有して居ります。お気軽にお問い合わせ下さい。カスタマーQ&Aたとえば、沈香の散杖はありますか?伽羅の腕輪念珠はありますか?白檀は環太平洋地域(インドネシア、オーストラリア、タヒチニュージーランド、ハワイ、フィジー等)広く分布していますが白檀の香りが少なく、色が薄い、香木としての利用は少ない。但し、老山白檀が手に入らない今、現在流通しているほとんどの仏像や線香念珠(の珠)、仏具は、太平洋諸島の植樹された白檀を使う割合が多くなっています。日本国内の流通経路で「トレサビリティが可能な食品」等と違い、仏像、仏具、念珠で使われる木の材質は、今日まで地球上の何処の資源であったのかが、非常に曖昧な部分でもありました。」当店では、白檀製の表記も原産国をお伝えできるよう敢えて「インド産老山白檀」とさせて頂きました。また総白檀の「総一」の表記は、すべて白檀を材料としている場合のみ使用致します。台座部分によく見られるのですが、土台となる中心部分に別の材質の木を使い、表面にだけ白檀の板を張り付ける(ネリモノ)には、総白檀とは、表示致しません。 合掌

  • 佛師・工房・サイズ

    作者:工房作品
    材質 :総印度老山白檀
    仕様: 最上彫 木地仕上げ

    サイズ

    高さ 29cm

    横幅 15.5cm

    奥行 13cm

¥1,800,000価格
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