念 珠 詳 細
-数珠・念珠- 神仏の慈悲により世界が平和になる道具
御仏様に向かいゆっくりと数珠を摺る音に清澄な一日の始まりと祈る人の優しさを感じます。
私達が使っている数珠のおこりは、お釈迦様が難陀国のハルリ王を教化されたときに始まります。
ハルリ王は国がしばしば兵乱に合い、食料が乏しく疫病の流行で人々が苦しんでいることに心を痛め、お釈迦様に普段の生活をしつつたやすく修業して苦から逃れる〝法〟を示したまえと願い出たのです。
そしてお釈迦様が示された〝法〟は煩悩や前世の業によって受ける現世での苦しみを滅したいと思うならば無患子(ムクロジ)百八個を紐でとおし、衣食住を自然に、常に身に備えて散乱の心を落ち着かせよ。そして仏法僧と唱え百八個の無患子を繰りなさい。一万遍に達したら煩悩が取り除かれると言われました。
数を取る道具としては、ローマ・カトリック教会のロザリオイスラム教のミスババと同じ役割で祈りのときに使われます。
合掌
ビルマ翡翠 最高級の品です。今後このような上質の珠を揃えるのは難しいです。
本翡翠(jadeite) 限定品
年々希少になるビルマ産翡翠、宝石としても珍重されています。「不老不死および生命の再生をもたらす」力を持つ本翡翠。
天然本ヒスイは鉱物学的には「硬玉」で「軟玉」(ネフライト)とは全く別の鉱物です。品質 Aジェイド オンファス輝石
備考
※エンハンスメント(蝋処理)及びトリートメント(合浸、染色)は施しておりません。
商品詳細
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主珠 5mm
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親珠 10mm
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天球 4mm
サイズ
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八寸振分寸法 260mm
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内周 510mm
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全長 260mm
当方のブルーアンバーの拡大写真画像は太陽自然光及び蛍光灯の光源のみで撮影されており、一切、ブラックライト(紫外線照射機)を使用していません。
ブルーアンバーブレス
ブルーアンバーとは琥珀の一種で太陽の光などの光線を浴びることによって青や青緑色などに輝く非常に珍しい琥珀です。透き通ったほぼ金色クリアなドミニカ共和国産の希少なブルーアンバーブレスレットも在庫して居ります。お問い合わせ下さい。
商品詳細
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珠の素材 ブルーアンバー琥珀
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共珠仕立
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主珠 16mm×12mm
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親珠 16mm×12mm
天球
サイズ
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内周 170mm
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中糸素材 オペロンゴム(シリコンゴム)
商品詳細
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主珠 4mm×10mm
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親珠 12mm
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天球 8mm
サイズ
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内周 170mm
本沈香
主に東南アジアに産するジンチョウゲ科の樹木に樹脂が長い間を経て凝結してできたものです。これを炷くと特有の清澄で上品な香りがします。
商品詳細
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珠の素材 本沈香(ベトナム産)
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共珠仕立
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主珠 7mm×10mm
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親珠 12mm
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天球
サイズ
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内周 160mm
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中糸素材 オペロンゴム(シリコンゴム)
本翡翠(jadeite)
年々希少になるビルマ産翡翠、宝石としても珍重されています。「不老不死および生命の再生をもたらす」力を持つ本翡翠。天然本ヒスイは鉱物学的には「硬玉」で「軟玉」(ネフライト)とは全く別の鉱物です。
備考
※エンハンスメント(※処理)及びトリートメント(合浸、染色)は施しておりません。
商品詳細
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珠の素材 本ビルマ翡翠
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共珠仕立
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主珠 8mm
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親珠 10mm
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天球 6mm
サイズ
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内周 170mm
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品質 Aジェイド オンファス輝石
商品詳細
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珠の素材 アンバー琥珀
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共仕立
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主珠 5mm
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親珠 10mm
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天球 3mm
サイズ
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六寸振分寸法 200mm
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内周 360mm
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中糸素材 オペロンゴム(シリコンゴム)
商品詳細
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珠の素材 金線水晶
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共仕立
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主珠 8mm
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親珠 8mm
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主球
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天球
サイズ
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内周 160mm
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中糸素材 オペロンゴム(シリコンゴム)
商品詳細
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珠の素材 グリーンアンバー琥珀
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主珠 9mm
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親珠 9mm
天球
サイズ
内周 140mm
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中糸素材 オペロンゴム(シリコンゴム)
商品詳細
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親珠 8mm
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天球
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サイズ内周 150mm
商品詳細
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主珠 6mm
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親珠 7mm
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天球
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サイズ内周 156mm
念珠について
1、念珠の起源と普及
(1)木草の実をつなぎ記数(数を計数すること)用道具として使用されたことが原点と考えられる。
それが後に宗教上の礼拝具として使用されるようになった。釈迦出世以前、既に礼拝具として使用されていたとの古記録は存在するものの、それ以前についての記録はなくその起源は明らかでない。仏教の法具としてはもちろんであるが、マホメット教、カトリック教でも独特の型式のものが使われている。
(2)我が国においては一般仏教信者に普及し始めたのは鎌倉時代であり、念仏や陀羅尼の記数以外に礼拝用という新用途が生まれ、また密教の伝播により、磨揉が行われ、その音を発するところから重要視されるなど、一般信徒も僧侶と同様携帯し使用することになった。
2、念珠の形式と寸法
(1)形式
1.正式念珠は百八個の子珠と2個の母珠をつなぎ、一方の母珠には記子二十個、記子止二個、浄名一個を附し、他方の母珠には房だけを通し、さらに腋珠四個を附す。腋珠は記子のついた母珠の方から子珠七個目の次、及び二十一個目の次に子珠よりやや小さい珠をそれぞれ左右対称に入れる。腋珠四個は四天(四天王)と呼ばれる。二輪にして使う。
また念珠を構成する珠の一つ一つに御仏の教えにかなう名前がつけられている(今回省略)。
2.略式念珠は珠が大きく、一輪で使うため、百八個の二分の一(五十四個)、三分の一(三十六個)、四分の一(二十七個)、さらに六分の一(十八個)と正式のものに比べ、珠数を少なくしてある。
さらに現在は珠の数にこだわらず、携帯の便利性、手にかけて使用しやすいなど実用性に重点がおかれている。
3.その他宗派や僧俗の用途の差により、異なった形式のものがあるが詳細は割愛する。
(2)寸法
念珠の寸法とは、百八玉の本連をひろげて伸ばした状態で母珠から母珠までの長さのこと。
この業界では昔からの伝統を引き継ぎ尺寸法(尺貫法)表示をしている。
1.正式念珠は八寸(24cm)、尺寸(30cm)、尺二寸(一尺二寸のこと・36cm)、尺三寸(一尺三寸・39cm)、尺六寸(一尺六寸・48cm)、尺八寸(一尺八寸・54cm)、二尺(60cm)が通常使われる寸法。基本的には女性用は八寸。その他の寸法は男性用。
なお、寸法は念珠の珠の大きさで調整され、たとえば八寸念珠は約5mm、一尺は約6mm、一尺二寸は約8mmのようになる。
2.略式の片手念珠は手の平を一巻きする寸法で輪を形作る。女性用で8寸5分(25.5cm)、男性用で9寸5分(28.5cm)である。
3、念珠の材料
古くは数珠玉と呼ばれる木の実やモクロジ(羽子の重し)の玉などが使われていたが、礼拝用として使用され、形式が定まるにつれ、下表の材料が使われるようになった。
=念珠材料一覧=
種子の類
菩提樹の実、金剛樹の実、蓮の実、梅核、椰子の実
使用中色艶を増し、楽しみ多し。星月菩提樹、鳳眼菩提樹、金剛菩提樹等が高級品。古渡りの菩提樹は特に珍重される。
木玉の類
沈香、拓殖、紫檀、黒檀、鉄刀木(タガヤサン)、梅檀、ビンロウ樹、梅、白檀、桑、伽羅、その他木目細かい雑木も使用される。
前者に次ぎ使用中艶を増す楽しみ及び香木は香気の趣あり。
天然石の類
紫水晶、紅水晶、茶水晶、水晶、瑪瑙、翡翠、孔雀石、黄水晶、ラピス、オニキス、虎眼石、カルセドニー、トルコ石
宝玉の類にして、その高貴さ、色艶を貴ぶ。宝石類は高級品であり、水晶は魔除けとしても用いられる。
その他
珊瑚、海松、琥珀、象牙、貝、真珠、獣骨、合成樹脂、ガラス、セルロイド
4、念仏を誦えるとき
(1)念仏を誦えるとき
念珠を輪にして合掌のなかに入れ、七度念仏を誦えてから両手にもち胸のまえに両手の間を一握りほど離して置く。
念仏を誦えつつ終わりの一字になると同時に母珠の次ぎより右手の親指頭と人指し指頭にて一珠をつまぐり左手の方へ一珠を送る。
このようにして百八遍、念仏を誦え母珠の際(きわ)にて終わる。
(2)一般的には
通常は左手で持つ。合掌するときは念珠の輪に両手先または、片手先を通す。
5、念珠の功徳
念珠の功徳について、たとえば功徳経には「仏名を誦えて一遍つまぐれば真珠、珊瑚の数珠は百倍の福、ムクロジは千倍の福、蓮の実は万倍、金剛子は百億倍、水晶は千億倍、菩提子は其の福無量なり」とあり、また「念仏を誦えなくとも身につけているだけで諸々の罪を滅す、または無量の福をうける」と説かれている。
6、念珠の求めかた
日蓮宗、浄土宗の方へは正式念珠をおすすめします。それ以外の宗派の方へは正式念珠は、もちろんですが略式の片手念珠、また女性の方は各宗用二輪念珠をおすすめします。