不動明王倶利伽羅劔

不動明王倶利伽羅劔

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「大日経疏」に不動とは、真に清らかなさとりの心を表している。さとりの知慧そのものの現れである。
この尊の心は勇猛で力強く永久にあらゆる煩悩を打ち砕く。
須弥山のように揺るぎないさとりの心(菩提心)を持っている。揺るぎない心とは釈尊が成道したとき魔を退散させた知慧とその働きをいいます。

迦楼羅焔光を背に右手に貧・瞋・癡の三毒を殺す智剣を持ち、左手に降参しない者を縛り、仏の世界に引き上げる羂索を一本おさげ、母親が一人子を可愛いがるように仏が衆生を慈しむことを示す左に垂らした一本の弁髪が不動明王の容姿と慈悲の表現です。


※弘法大師「不動十九種相観想略領文」より

この尊は大日如来の化身でその使いとなって諸務を執る。
火生三昧にあって障害を焼き智災を成している肥満の童子形は、仏に仕える姿である。頂にもち※があるのは、さとりにいたる七つの修業を表す。
左に垂れる弁髪は、一子の慈悲を表す。額の水波のシワは、六道にあって苦しむ衆生を思いやる心である。左の一目を閉じているのは、平等に見るためである。上の唇を噛んで下の唇を出すのは魔を恐れさすためである。口を閉じているのは、戯論を滅することを表す。
右の智剣は貧・瞋・癡の三毒を殺害するためである。残り物を食べるさまは、あらゆる煩悩を食い尽くすことを表す。大磐石(だいばんしゃく)にあるのは衆生の重障を鎮めるためである。身体色が青黒で醜いのは、相手を降伏させる姿である。すさまじい忿怒の顔は、相手を威猛することである。火焔があるのは智慧の姿である。剣に龍が巻き付くのは、諸々の外道を摧滅(さいめつ)するためである。
矜羯羅・制多迦があるのは、正には順じ不正には従わないことを示している。
これは不動の誓願である。

真言は「ノウマク サマンダ バザラダンセンダ マカロシャダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」と唱えます

この作品は躍動感あふれる容姿。
佛師の思いが伝わる作品です。
振り上げた右手の倶利迦羅龍王剣、逆立った髪、利剣の位置(不動の利剣は八方向を指す)教化し難い衆生を屈服させんとする忿怒の相一歩踏み出し、非常な危険にさらされている切迫した事態において発揮されるのが、強烈な法力です。
 

〈五大明王〉
大日如来には五智如来という、東西南北中央の五つの変身があるように不動明王も五つに変身するのです。

中央の大日如来→不動明王 胎蔵界では持明院に
東方の阿閦如来→降三世明王 金剛曼では降三世に
西方の阿弥陀如来→大威徳明王
南方宝生如来→軍茶利
北方の不空成就如来→金剛夜叉

如来の命を受けて現実世界で衆生の利益のために働く使命をもっておられる明王たち。
降三世明王は三毒貧・瞋・癡、貪瞋癡を降伏し軍茶利明王は一切の悪魔、悪鬼神を降伏し、大威徳明王は毒蛇や悪竜を降伏し、金剛夜叉明王は仏教を信じない衆生を教化するのです。
※貪とは貪欲、瞋とは怒り・癡とは愚痴のこと。
 

〈密教の三輪身〉自性→正法→教令と命令
三輪身とは、まず大日如来を中心とする五智如来を自性輪身といい、法身と同じ意味で仏教の真理そのものとしての存在です。次が真理を説くために現れる菩薩に代表される正法輪身。そして三番目が教令輪身。教令輪身は自性輪身の如来の使者として頑張る姿で、これが不動明王を筆頭とする五大明王なのです。

合掌

  • 佛師・材質・サイズ

    佛師
    松久工房作品

    材質 総本楠材・仕様 淡彩色仕上げ

    仏 身:高さ 50cm横幅 16cm奥行 13cm
    台 座:高さ 2cm 横幅 21cm奥行 18cm

  • 配送情報

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¥1,860,000価格

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